踊る阿呆に書く阿呆

元キャバクラ店長、元NPO職員、元家電量販店員。色んな元がついた人間の雑記。

人と人間の違い

 

 

モンスター(Monster)という映画を見た。

 

 

浦沢直樹の漫画、ましてやエナジードリンクの誕生秘話の映画ではなく、アメリカで実際にあった連続殺人犯の生涯を描いた伝記映画だ。

 

連続殺人犯を題材にした映画は数多くあるが、モンスターでは女性の殺人鬼を取りあげる、殺人鬼というと誰もが男性を想像するものだろう、女性の殺人鬼なんて少なくとも日本ではあまり認知度がない。

 

 

 

 

この映画を見終わって、人と人間との違いはこれではないかというものに気付かされた。

 

 

 

 

「1989年から1990年にかけてフロリダ州で7人の男性を殺害したアイリーン・ウォーノス(Aileen Wuornos)」

 

事実ウィキペディアからコピペしているのだが、ウィキペディアに乗っているような文面だけを見たて相手を知ろうとする人は人間ではなく人でしかない。

 

 

 

人という文字に間が入って人間になるときはどういった時なのか。

 

それは、相手の過去を知ろうとする時だ。

 

過去を知ろうとするから質問が生まれる、言葉が生まれる、そしてコミュニケーションという間が生まれる。

 

 

 

 

アイリーンの生まれた環境、家庭環境、社会出てからの環境。どれをとっても、悲惨としか言えない。

「自分が同じ環境だったら同じことをしていただろう」という共感もできる。

相手の過去を知るから共感が生まれる。

 

 

現実の本人はどうだったか知らないが、劇中で体の不自由な人を手にかけた時、後悔を感じる描写があった。

あの葛藤は、殺人鬼という人の過去を知ろうとしない人が、相手の過去に触れ人間の側面が垣間見えたものではなかっただろうか。

 

たんなる好奇心で見た映画だったが、思わぬ気づきを得た。

 

 

人は相手の今しか見ない。

人間は相手の過去を知る。