たんぱく室

元キャバクラ店長、元NPO職員、元家電量販店員。色んな元がついた人間の雑記。

「同じ空は明日を始めてしまう」と椎名林檎は歌って、「月がきれいですね」と夏目漱石が書いた。

 

私は椎名林檎が好きだ。

そして、アルバム「無罪モラトリアム」はおじいちゃんになっても聞いているであろうぐらい好きだ。

 

 

小学生だった当時、親の車の中ではいつも椎名林檎のファーストアルバム「無罪モラトリアム」がかかっていて、その影響で、歌舞伎町の意味も知らないのに「椎名林檎が女王なら俺は歌舞伎町の王子になりたい!」と親に宣言し、そして、本気でそうなりたいと思っていた。私の小学校低学年の時の夢は「歌舞伎町の王子」でした、こんな夢を宣言された親ってどんな気分だったんだろう……

その十数年後に、歌舞伎町の王子にはなれなかったが、金沢片町のキャバクラの店長になったのは、多感な時期に車内でずっと椎名林檎を聞いていたという原体験が原因かもしれない。

 

 

そんな、好きすぎて、大きいという感じでは足りないほど好きなアルバム「無罪モラトリアム」を、久しぶりに一曲目から最後まで、スキップもシャッフルもせずに、通しで聞く機会があり、その際、9曲目の「同じ夜」の歌詞が素晴らしすぎるな~としみじみ感じました。

 

 

ここ数年、趣味で物書きを始めたのだが、夏目漱石が" I love you " の日本的意訳を「月が綺麗ですね」と表現したように、見た人聞いた人の想像力を刺激する言葉・文(今風に言うとパワーワード、なんなんだよパワーワードってって思っちゃうわ)を作りたいなと思っているんですが。

 

同じ夜の歌詞に、「月がきれいですね」と同じような表現があったので参考にしたいと思います。

 

 

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それが「同じ空は明日を始めてしまう」といった歌詞。

 

前途の「泣き喚く海に立ち止まることも、触れられない君を只想うことも」と相まって、失恋、振られた悲しさを「同じ空は明日を始めてしまう」といった部分だけで、一発で想像させてしまう。

 

失恋ソングとして有名ですが、歌詞表現はセンスの塊で、文学的にも高い評価を得ているのではないでしょうか?とか思っちゃう。

 

 

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英語でいうと、I was dumped。私はふられました。

 

そんな、夏目漱石に通ずるような歌詞を、21歳の若さで考え付くなんて、本当に天才だと思うし、最近の会いたくて会いたくて震えてる人たちでは到底太刀打ちできないだろうなと改めて思います。

 

本を読むことが語彙力向上につながるものだと思っていましたが、歌の歌詞から得れるものは非常に多いんじゃあないかな~

まずは、椎名林檎の聞き直し。もとい、歌詞の読み返しをしばらくしていきたいな~語彙力アップっぷ。