全くイライラしないレジ待ち
コンビニのレジ待ち、前のお客
商品は「ドンッ」とおく
定員に「袋なんていらない」とそっけない返事
金額を言われてからゆっくり財布を出す
小銭を数えてる時に、硬貨をパラパラと落として私の足元へコロコロコロ
一向に終わらない会計。
私の後に隣のレジで並んだ数人が私を横切って出口へ……
「お待ちのお客様こちらへどうぞ」と定員さんに促され隣のレジへ。
さっきの人が、お釣りをしまう時、またもや盛大に硬貨をぶちまけたのを横目に
私は会計を終えて出口を出た。
車に戻って、さっき前でもたもたと会計をしていたお客を目で追いかける。
その客は車の助手席に戻り、運転席の女性にとびっきりの笑顔を見せる。
たぶん、6歳くらいの女の子
はじめてのおつかいだったのかな……
全くイライラしなかった。
むしろ、もっとレジ待ちをしていたかった
いや「がんばれ!」と応援しながら見守っていたかった。
そんな夜勤明けのコンビニで癒されたお話。